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吉野ヶ里遺跡と卑弥呼

 朝鮮の歴史書三国史記に倭国が232年に新羅の首都金城を包囲したことが伝えられている。卑弥呼が香椎宮(かしいぐう)で指揮をとり、自ら新羅征伐に参加している。神功皇后記に、神功皇后が海賊行為を働いていたことは、神功皇后が自分の荒魂(あらみたま)を現在の山口県の住吉神社に、和魂を大阪の住吉神社に祭れと言ったことからも推定できる。海賊は相手が強そうな場合は交易船【和魂】弱そうな場合は海賊船【荒魂】であるからだ。『魏志倭人伝』に「対馬、壱岐は、良田なく船で南北に市糴(してき)する。」とあるのも交易船と海賊船を使いわけていることを指す。吉野ヶ里遺跡から新羅の遺物がでれば、三国史記と神功皇后記の史実性がぐっと高まる。
by iwatomura | 2023-06-04 07:12 | 古代史 | Comments(0)